1. プロフィール
名前:リウ・シュリン(柳 雪琳、Liǔ Xuělín)
年齢:22歳
性別:女性
身長:168cm
2. 紹介及び特記事項
いろいろと聞きたいことが多い実験体です。
彼女は文明とはかけ離れた田舎村で生まれ、幼い頃から「剣」を守るための修行をしてきたようです。
現代人としては理解しづらいですが...それが伝統というなら、まあよくあることかと。
村の人たちからは大きく信頼されているようです。誰一人欠かさず彼女のことを褒めていました。
まあ、燃えている建物の中に飛び込んで剣と村人を救ったんですから、当たり前のことですよね。
変わったところと言えば...あの村が遥か昔から守ってきた剣と言えますね。
はい。彼女が今使っているあの剣のことです。
彼女が教えてくれた村の伝説によると、「村を守りし者は剣に選ばれる」だそうです。
普通の剣だったら、ただの昔話にすぎないのですが...ご存じの通りあの剣、とても興味深いものでして...
24M-RFT81の観察報告書にも少し書いてありましたが、VFに反応する武器は珍しいですからね。
それともう一つ。分身をつくる能力は実験体のVF能力ではなく、剣そのものの能力に見えます。
独自のVF能力を持つ剣だなんて...こっちでもあまり見かけたことがありません。
ちょうど話が出たからなのですが、あの剣の追加調査の許可はまだですか?
はあ...早く綿密に調査すべきだってあれほど言ったのに...今すぐ調査申請書をもう一枚書かないとですね。
―先任研究員 Dr. J
3. 活動記録
「剣に選ばれし者よ、剣の能力を解放し、村を危機から救い出せ」
昔から代々伝わってきたこの村の伝説じゃ。
このわしのご先祖様も歩く前から子守唄に聞かせられた遠い昔からの言い伝えじゃ。
わしらは剣を守る守り人であって、剣の主ではない。
むしろ、剣があるからこそ、村がこうしていられると言えるじゃろう。
あの子も、それをよく知っていた。賢くていい子じゃったぞ。
赤ん坊の時、剣の伝説を聞いては、剣の主になりたいと言うくらい剣に心を捧げた子じゃった。
もちろん、剣の主になれる資格は、もう一つ、剣に選ばれた家系の者にしか与えられない。
ハハ!あの子がそれを知った時は、泣きわめいて大騒ぎじゃったぞ。
なのにまさか...あの子が本当に、200年近く現れなかった剣の主になるとは誰も予想できなかっただじゃろう。
あの子は選ばれた家系の者じゃなかったからのう...
この目で見てなお信じられぬことじゃった。
村でもあの子に資格があるだのなんの言い争っては...はあ...
きっとまだあの子を剣の主と認めていない者もおるじゃろう。
だが、寺院に火災が起きたあの日、中にいた者たちを救うために迷わず中へ飛び込んだあの子の姿は...
まさに、剣の主に相応しい姿じゃったよ。
- 村人とのインタビュー