


1. プロフィール
名前:ビヒョン(Bihyung)
性別:女性
年齢:19
身長:171cm
2. 紹介及び特記事項
「巫」に対するアグライアの関心は、かなり以前からありました。
信仰から発現する予知能力や退魔といった特殊な力、そしてその力を増幅させる舞と歌のような彼ら独自の方式……
その中でも最も注目すべきところは、遺伝的な特性です。
巫とVFの関連性を調査するため、我々が最初に確保したのは14M-RFT12(ヘジン)でした。
しかし、彼女から我々が求めている情報を導き出すのは困難だと判断しました。
より直接的で、遺伝的なVFサンプルが必要でしたので。
26M-RFT91(ビヒョン)は、地元で名の知れた巫人一族の長女として生まれました。
幼い頃からありとあらゆる問題を起こしていたそうです。そのせいで家族から見放され、後継者にはなれなかったようですけどね。
神を受け入れようと強引に神降ろしを行い、その反動によってVF覚醒……
我々の調査員が着いた時には、すでに家を含めた全てを破壊した後だったそうです。
彼女の破壊的な本性と反骨気質は、本来持っていたものだと推測しています。
しかし、抑圧された彼女の内面から発現したVF、彼女の表現を借りると「トッケビ」――
そのVFが覚醒したことで、元の気質が増幅された可能性もあるでしょう。
ひたすら「興味」だけを追求すると言うべきでしょうか…思考回路のすべてがそれに繋がっているため、その行動を予測するのは非常に困難です。
彼女をここへ連れてくるのは難しくありませんでした。
食べたいものも、やりたいことも全部そろっている「宴」に招待する、と言っただけです。
力比べに、美味しい食べ物……彼女から見て、拒絶する理由はないんですからね。
ああ、それから、彼女と食べ物の話をする時は注意してくださいね。
「よく食べるね」だとか、そういった失礼な発言が少しでも彼女の耳に入ったら……
金棒で殴られることになりますからね、頭が本来の形を失うまで。
―心理科学専門研究員 Dr. H
3. 活動記録
普段は「お嬢様」と呼んでいました。よくお名前を変えられていましたから。
厳格な家柄の娘とは思えないほどお転婆でしたね。
本当にイタズラ好きでいらして、世話係の私はずいぶん骨が折れました。その上、幼い頃から人並み以上に力が強くて……
ご当主様をはじめ、家中の皆さんが有名な巫人でした。
善行を積んでこられた、お人柄も立派な方々が多かったのですが……
ある日から、家の中に不穏な噂が流れ始めたんです。
この家の神力が昔ほどではないと…神様との繋がりが切れたのではないか、と。
その頃からだったと思います。見慣れない、奇妙な形をした壺が祀られ始めたのは。
あれは先祖を祀る神聖な壺とは考えられませんでした。
どこか怪しい…不吉な感じがしましたから。
お嬢様がその壺を開けてしまったのは、間違いなく私の責任です。
他の用事でほんの少し目を離した隙に、あんなことが起きるとは……
あの事件の後、私は追い出されました。
世話係としての役目をきちんと果たせなかったのですから、当然の処置です。
お嬢様はお元気でいらっしゃいますか?
噂ではご病気だと伺いましたが……もう良くなられたのでしょうか?
心配するのも当然のことです。
もちろん、たくさん手を焼かされましたが、それでもお嬢様は情に厚くて……決して憎めない方でしたから。
ただ……今でもお嬢様が無事でいてくれたらと、そう願うだけです。
- 26M-RFT91(ビヒョン)の元世話係とのインタビュー