


1. プロフィール
名前:セレス(Seres)
年齢:26歳
性別:女性
身長:169cm
2. 紹介及び特記事項
最も有能な戦闘員でありながら、最も無能なメイド、と言うべきでしょうか。
一見すると、完璧なメイドに見えます。
品格を感じさせる言動、徹底した「従者」としての考え方など……
ですが、なぜか家事だけは絶望的なほど素質がありませんね。
まぁ、人生のほとんどを戦闘と実験だけに費やしていたはずですし、
そう考えてみると当たり前のことですね。
基礎VF実験対象の1人で、予備戦闘員として訓練された者。
徹底的に感情を抑え、理性的に戦況を判断し、
暗殺を含め、どのような作戦でも凄まじい成果を上げています。
それでも「失敗作」という烙印は消えないでしょうけど。
彼女が自分の価値を証明し、本分を全うしようとするのは、
自分でもその立場をよく理解しているからでしょうね。
ただ…いつも徹底して理性的に見えるのに、
26M-RFT93が関わると思考回路自体が変わってしまいます。
26M-RFT93のためなら何だってして、命を懸けても構わないというような……
それだけでなく、26M-RFT93の容貌や仕草など、些細なことまで何もかも褒め続けたりします。
普段の無感情な態度からすると、かなり異質な一面だと思いましたが、
彼女自身はそれが当然だというような顔をしていました。
忠誠どころか、それはもう憧れや敬愛に近いものだと見受けられます。
失敗作の烙印を消したい、と言いましたっけ?
なのに「この島にあのお嬢さんがいる」と言われた瞬間、ほんの少しの迷いもなくついてきました。
まぁ…26M-RFT93に救われた身ですし、彼女の安全を第一に考えているのでしょう。
私たちとしては2人ともサンプルとして確保できたわけですし、どうでもいいんですけど。
―心理科学専門研究員 Dr. H
3. 活動記録
彼女は傘下施設で「13番」と呼称され、管理されていた人工覚醒実験の生存者です。
覚醒の前兆がない一般人を人工的にVF覚醒者にするための実験……
ご存知の通りプロジェクトは失敗し、今は廃棄されましたが、
その実験の産物の一部を、実験の変数として投入しておきました。
優れた身体能力と忠誠心を見せた4人のうちの1人、それが26M-RFT94でした。
そして彼女には、当時覚醒の前兆が現れていた
26M-RFT93を監視する任務が与えられたのです。
覚醒による身体の変化や新たな前兆を確認し、定期的に報告書を作成する任務でした。
フェランテ家は先端技術の集大成とも言える銃器で有名ですが、
実際のところ、一族内では使用人を置く文化など、かなり古い伝統にこだわっています。
そのせいか、ほとんどの警備員が執事やメイドの役も兼ねているらしいです。
26M-RFT93専属の使用人として潜入したのも、それが最も自然に入り込める方法で、
対象に手っ取り早く接近できる手段だったと。
どんな事態でも報告を怠らない忠実な個体でしたが、
「剣」をもらって以来、提出頻度が明らかに減りました。
それだけの実験を経てもなお、感情を排除できないなんて……
失敗したプロジェクトには理由があるものですね。
ともかく、26M-RFT93は移管の過程で覚醒を終えましたし、
現在、こちらで回収して実験に投入する準備も整えました。
あの2人が一緒なら、覚醒時のように意味のある結果を観測できるかもしれませんね。
―先任研究員 Dr. C