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  • 1週間前

実験体観察報告書 - シモン・イシュトヴァーン(Simon István)


1. プロフィール

名前:シモン・イシュトヴァーン(Simon István)

年齢:29歳

性別:男性

身長:189cm


2. 紹介及び特記事項

彼は、アグライアに来る前から有能な人物でした。

まだ若いにも関わらず、様々な学問に精通していましたから。

彼が物理学、特に「量子力学」を主に研究していたのも事実です。

彼のおかげで研究のヒントを得た研究員も少なくありませんでした。

今の彼はもう、「実験体」という立場になってしまいましたが...


現実とは過酷なものですよね...

ただ研究に没頭していただけの人が、この実験の一部になってしまうだなんて...

あの事故が起こる1分、いや、1秒前まで、誰も予想できなかったでしょう。

けど、彼はそう思っていなかったようです。

能力を手に入れた後、彼は「以前よりいろんな研究ができるようになった」と言いながら、

むしろ喜んでいるように見えましたので。


彼は、「無生物とVFとの関係性」や「全く異なる性質の能力を持つ実験体同士の相性」についてなど、

全体的な研究システムを整理し、理論化するために努力してきました。

面白い人ではなかったのですが、彼が書いた論文や理論は...予想外というか、

変わったものが多くありました。

「VFを使った自律型行動ロボット」や「VF覚醒者を追跡できる能力者のサンプルを使ったVF追跡装置」...

あの真面目そうな顔で、こんなことを考えていたなんて、誰も知らなかったと思います。


…そんな彼だからこそ、研究員出身の実験体という「例外」が許されたのかもしれませんね。

まだ彼の考え方や観点は我々に必要なものですので。


未だに、彼が実験に加わったことを知らない末端研究員も多く、「実験が始まったのに、まだ現場から離れていない研究員がいる」といった報告が今もたまに上がってきます。


個人的な話にはなりますが、羨ましい能力ですよね...自分の行動による結果をすべて観測できるなんて。

もしそんな能力があったら...今みたいに、誰かを羨ましく思うこともなかったでしょうね。


―心理科学専門研究員 Dr.H



3. 活動記録

Q. 事故が起こった当時、彼は何を研究していたか?

A. 人為的なVF覚醒の限界と直接的な覚醒のきっかけを調べるための実験中、事故が発生。当時、その実験に参加する人員がいなかったため、彼自身を実験対象にしたと言う。その後、実験中に小さな事故(本人の主張による表現)が発生。自分の意思ではなかったと強く主張している。(後に覚醒者用の嘘発見器を使用したが、事実であることが判明した。自分が作ったものを自分に使用することに、不快感を感じているようだった。)


Q. その結果は?

A. 副作用によって死亡寸前まで追い込まれたが、かえって自分の未来に他の道を示すきっかけになったと言う。従来の研究に加え、新たな研究を進めることができたので、後悔はしていないとのこと。


Q. 手に入れた能力と当時の実験との関係性は?

A. 確信はできないが、完全に別の能力が覚醒したと思われる。当時の実験で使われたのは、非公式実験体「■■M-RFT■■」から抽出した能力だったが、関係性はないと判断。


Q. 島に行きたい理由は?

A. 報告書や映像のような間接的な体験だけでは、VFについてまだ理解できない部分が多いため。

(実際、実験場に直接関わる部署への人事異動や外勤の要請記録が100件以上確認された。)


Q. 本人の基準を満たさない研究結果が出たら、どうする?

A. 満足できる結果が出るまで、繰り返す。これまでのように。

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