• 開発日誌
  • 13時間前

[修正されました][ルミア開発日誌] 不適切なプレイとサブアカウント

こんにちは、ルミア島の生存者の皆さん。

今回の開発日誌では、ゲームの根本的なプレイ体験に直結し、コミュニティで絶えず話題になっている「不適切なプレイとサブアカウント」の問題についてお話ししたいと思います。



不適切なプレイ - 制裁率の改善状況

 

不適切なプレイ、特にトロール行為を根絶するために、システム改善やモニタリング強化を進めてきました。その結果、昨年12月からおよそ半年間大きく変化のなかった制裁件数が、今年7月には6月に比べて約40%増加するという明確な進展がありました。

もちろん、数値の改善がプレイヤーの体感へと直結するわけではありません。依然として「単なる実力不足」と「トロール行為」の境界線での判断は容易ではなく、その過程で発生する過失や判断ミスも完全になくなるとは断言しがたい状況です。


それでも、今のような取り組みを着実に続けていけば、必ずやプレイ体験も向上すると考えており、現状よりも効率的に環境を改善していくために、数値的な分析だけでは把握しにくいプレイヤーの体感について、ご意見を伺いたいと思います。
現在、プレイ環境を最も損なっており、特に重点的に解決すべきだと考えられる問題は、次のうちどれですか?

 

アンケート1. 制裁項目のうち、現在特に十分に対応できていないと感じられるものはどれですか?

① 暴言・悪口
② トロール行為をする味方への制裁
③ チートおよび不正プログラム
④ スマーフ行為・代理プレイなどサブアカウント関連の問題
⑤ スナイプ行為(ゴースティング)
⑥ その他(自由記述)



サブアカウント問題への取り組みと現在直面している課題

 

スマーフ禁止 ― 現行の方針

 

エターナルリターンにおけるサブアカウントに関する現行の方針は「スマーフ行為(不正な目的を持つサブアカウントの使用)の禁止」です。つまり、サブアカウントという理由だけで制裁を行えるわけではありません。前シーズンまではこのような明確な規定はありませんでしたが、先日の「開発者ライブ配信」で触れた通り、今シーズンから不正な目的を持つサブアカウントに対する規定が追加され、対応できるようになりました。

この規定は、サブアカウントを用いた不適切なプレイに対して、より強力な制裁を行い、さらに本アカウントまで追跡して制裁することを目的としています。すでにこの規定に基づいて制裁されたケースも存在します。

しかし、現在の規定では制裁できない部分があるため、直近では一部地域でストリーマー大会でサブアカウントを使用されるケースが発生するなど、様々な問題が生じています。現状では、大会主催者にサブアカウントの使用を控えるよう要請することは可能ですが、規定上サブアカウントそのものを制裁することは不可能であるため、強制することはできません。ただし、エターナルリターンではサブアカウントの使用を長期的に解決すべき問題と認識しており、今後規定や対策を整備し、改善できるよう努めてまいります。


今後の大会における措置について

サブアカウントに関する規定を立てる中でも明確に定められていない部分があり、そのためeスポーツ選手からストリーマーに至るまで、特定の個人が非難の対象となってしまう状況が繰り返されています。この問題を解決するために、今後、Nimble Neuronが公式に支援・主催するすべての大会では、ゲーム利用規約とは別に、サブアカウント使用を全面的に禁止する明確な規定を設けることを検討しています。不明瞭な規定および対応の遅れによりご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます。

 

次の段階に移るための2つの課題

サブアカウント問題の解決をさらに進めるためには、二つの課題があります。
一つ目は技術的な問題の解決、二つ目は公論化を通じた認識の改善です。

 

技術的な課題 ― 本人認証システムの限界と打開策

 

今年の7月にKRAFTONと関りを持つようになり、本人認証の問題についても協議を開始しました。KRAFTONは現在、自社技術による携帯電話認証を導入していますが、現行よりもはるかに高度で深度のある認証サービスを準備していると聞いています。

単なる本人認証の問題にとどまらず、一度制裁を受けたプレイヤーが回避手段を用いて再び不適切な行為を試みることをより効果的に遮断できる解決策についても、KRAFTONの支援を受けられるものと期待しています。

KRAFTONの高度な本人認証システムの導入を長期的な目標としつつ、まずは何らかの形で本人認証を導入すること自体がより急務であると考えています。そこで、エターナルリターン独自の認証システムを構築することを決定し、この機能は以前ご案内した通り、シーズン9中の開始を目標としています。

 

公論化 ― サブアカウントに対する認識

 

サブアカウント問題に関する公論化は、社内での運営方針だけでなく、政府機関を説得するためにも必要なプロセスです。

この問題について、政府機関とも長い間厳しい攻防を続けています。政府機関はゲーム内の制裁について非常に保守的な立場を取っており、現行法上は犯罪にあたる「代理プレイ」についてさえ、まずは一定期間のアカウント停止を適用し、再犯の場合にのみ永久停止を適用するよう勧告してきています。

もちろん、政府機関の認識とゲームプレイヤーの感覚との間に差があるのは、課金サービスを含むライブゲームの性質上、ある程度やむを得ない部分でもあります。そのため、今後もデータに基づいて粘り強く説得を続けていくつもりです。

サブアカウント問題については、以下のような手順で解決のプロセスを進めています。

不正な目的を持つサブアカウントの取り締まり(現状):まず、明確な根拠が存在し、ゲーム環境にも最も悪影響を及ぼすスマーフ行為、すなわちサブアカウントを用いた悪質な行為を重点的に制裁できるよう努めています。

ランク対戦での本人認証導入(次の目標):不正な目的を持つサブアカウントを防いでも、ランク対戦で複数のアカウントを使う行為自体、順位の操作や曖昧なトロール行為などの問題を引き起こすため、これらを完全に解決するのは難しいです。ランク対戦に本人認証を導入することで、曖昧なトロール行為を遮断し、ランク対戦の環境を改善することを目指しています。

ランク対戦での本人認証システムを導入した後にも、同じような問題が発生し続ける場合には、サブアカウントの全面禁止に向けた準備を進めています。開発日誌やカスタマーサービスを通じてプレイヤーの皆さんからのご意見に耳を傾け、慎重に判断いたします。

 


特定の不適切なプレイへの対応

 

不正対策システム(アンチチート)

 

技術面では、不正対策システムについてKRAFTONからより早く支援を受けられる方向を目標としています。

不正対策システムの核心機能は、まず不正プログラムの遮断です。もちろん、不正対策と不正プログラムの戦いは終わりのない攻防となりますが、より高度なセキュリティシステムを構築して攻撃そのものの難易度を高めれば、一定レベル以下の攻撃者の意欲を削ることができるのではないかと考えています。

また、制裁対象者が回避手段を用いて再び不正行為を試みることも、高度な不正対策システムを導入すれば防御可能な領域になると思われます。

KRAFTONとの協議はまだ初期段階にありますが、最優先課題として取り組んでおり、進展があり次第改めて共有いたします。

さらに、技術的な対応強化にとどまらず、不正プログラムの作成者や流通者に対する法的措置も積極的に検討しています。単なる防御だけでなく、不正行為を犯した者に直接的な圧力を加え、根本的な抑制効果を期待しています。

プレイヤーの皆さんからご報告いただいた不正プログラムに関する通報は、すべて調査・確認を行い、可能な限りの対応を進めています。通報してくださるすべてのプレイヤー様のご協力は、不正プログラムの根絶に大きな力となっています。この場を借りて心より感謝申し上げます。

 

スナイプ行為

 

スナイプ問題については、現在、夜間モニタリング体制を構築し、深夜時間帯まで継続的に監視を行っています。スナイプ行為が確認されれば、少なくとも次のマッチではほとんどの場合マッチングが分離されています。

しかし最近頻発しているのは、新規アカウントや復帰アカウントを使って初戦からスナイプを行うケースによる問題です。

大型ストリーマーがゲームをプレイする場合、その宣伝効果は非常に大きいため、エターナルリターンを継続的にプレイしているプレイヤー様にとっては不適切な行為をする動機は低い方です。その一方で、こうした状況下でのスナイプの多くは新規・復帰アカウントを通じて行われています。一度スナイプを行ったプレイヤーとは試合終了後にマッチングが分離されますが、超大型ストリーマーの場合、新規/復帰アカウントによるスナイプ試行の数自体が、参加プレイヤーの2倍はもちろん、3倍を超えるレベルにまで達しており、結果として毎試合新たなスナイプが発生し、ストリーマーと視聴者双方に不快感を与える問題が生じることがありました。一度でもスナイプが発生すれば分離できますが、その“一度”が繰り返される部分については十分考慮できなかったのは、対応不足だったと考え、深く反省しております。

この問題に対する対策として、以下を準備しています。

第一の対策として、配信モードの活用案内を強化します。
配信モードにはスナイプを回避できる機能が多数存在しています。大型ストリーマーの方々にこれらの機能を積極的に活用していただけるよう、さまざまな形で認識できる方法を強化する予定です。

そして根本的には、インフルエンサーのマッチ分離をさらに精緻化しようと考えています。
新規アカウントや複数アカウントを用いたスナイプを防ぐため、新たなマッチ分離ロジックを追加する予定です。ただし、この部分については、具体的な代案を共有してしまうと、回避手段を提供してしまう恐れがあるため、詳細についてはご案内できませんこと、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

代理プレイ

 

代理プレイは、ゲーム環境を破壊する最も悪質な不適切なプレイのひとつです。

「開発者ライブ配信」でお伝えしたことがありますが、現在、弊社では捜査機関と連携して代理プレイに関する捜査を進めており、ここ数か月にわたる調査と準備の結果、刑事告訴を行った案件のうち2件が送検されました。まだ進行中の他の告訴案件についても、各捜査機関によって被疑者の取り調べが進められています。

<捜査結果通知書 - 送検決定>


送検後に示談の要求など追加の動きがあるとしても、一切の妥協をせず、厳格な対応方針を最後まで貫くことを、ここに改めてお約束いたします。今後も法的対応、継続的な関係機関との協力、そして公論化を通じて、代理プレイが決して軽く、安易に試みられる行為ではないことを明確にしてまいります。

さらに現在も、特定のサイトやさまざまな経路を通じて代理プレイ行為が継続的に行われていることを認識しています。Nimble Neuron対応チームは、こうした行為が少しでも根絶されるよう、追加的な措置を迅速に進めてまいります。

 

不適切なプレイへの対応について、毎回「強化する」と口では言いながら実際には何も変わっていない、という世論があることは認識しています。コミュニティで不適切なプレイに関する話題が絶えず取り上げられているのを見ながら、非常に心苦しく思っています。

犯罪を完全に根絶することが難しいように、不適切なプレイに関する問題も一度にすべてを解決することはできません。だからこそ、「従来より一歩でも前進すること」を常に目標にしてきましたが、その歩みの速さがプレイヤーの皆さんの期待に及ばないのであれば、何としてでも別の方法を探すべきだと考えています。一歩ずつ歩むのであれば、その一歩をできるだけ多くの領域で同時に踏み出せるよう、あらゆる解決策を模索し導入して、ゲーム環境の改善にこれまで以上に取り組んでいきたいと思います。

もし、良いアイデアやご意見があれば、ぜひお聞かせください。

アンケート2. サブアカウント・代理プレイ・トロール行為に関する自由なご意見をお聞かせください。



最後に、前回のキャラクター改善に関するアンケート結果を共有いたします。

フェリックス改善に関する主な意見

1. 回避ギミックに条件・制限追加

2. 回避をダメージ減少効果に変更

3. 回避削除

4. リワーク前にロールバック

5. 現状維持

6. 回避をシールド獲得効果に変更


ヘジン改善方向

案1:ヘジンをより明確なアサシンにする(ヘジンメイン:35.4% / ヘジンメインX:23.8%)

案2:ヘジンをレンジキャリーに変更する(ヘジンメイン: 37.1%/ ヘジンメインX:49.2%)

案3:ヘジンは今の状態で部分的な改善のみ行う(ヘジンメイン:27.5% / ヘジンメインX:27.1%)


 キャラクターリワーク希望

1. ニア(4.1%)

2. 彰一(4.1%)

3. ヘジン(4.0%)

4. フィオラ(3.8%)

5. ニッキー(3.0%)

6. シャーロット(2.6%)

7. マグヌス(2.5%)

8. エマ(2.4%)

9. マルティナ(2.2%)

10 ダイリン(2.1%)

11. その他(69.2%)

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皆さんからいただいたご意見は、今後の開発の際に参考とさせていただきます。

ご協力いただき、誠にありがとうございます。


今回のルミア島開発日誌では、不適切なプレイについてお伝えしました。
次回は、最も難しく重いテーマとなる「クールダウン減少」をはじめ、「治癒減少」「ファーミング」「複数の武器を使用できるキャラクター」など、ゲームの根本的な構造についての内容を共有する予定です。


いつもエターナルリターンをプレイいただきありがとうございます。


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